錆びた玄関ドア...

賃貸物件管理のお手伝いをしていると、こんなドアを見かけることが少なくありません。本日はこちら錆びた玄関足元の補修です。

せっかく物件の内覧に来てくれた方をまずお出迎えする玄関がこれでは、やはり第一印象がよろしくありませんね、しかし築年数もかなりの物件ですから、お家賃も安めで、そんなにお金もかけられないのが現実...と言う事で、なんとかドア交換せずに補修対応できないかと相談を受けました。

建物が歪んだせいかドアが落ちて来ている様で、ドア枠とドア下部が擦れて立て付けも悪く、このまま錆をとって塗装するだけではまたすぐに擦れて元の錆だらけになってしまうのは目に見えています。とりあえずドアの下部を覗き込める高さがあったので、下から覗いて確認してみると...

この通り、ドア下部も擦れて錆だらけ。おまけにドアが振動する度に真ん中の隙間からドア内部の錆がパラパラと落ちてきます。

とりあえず、まずはドア枠とドア下部の擦れを何とかしないとどうにもなりませんので、一旦戻ってドアを少し浮かせるために、外径内径が蝶番に丁度ぴったりと合うスペーサーリングを探して発注しました。

後日スペーサーリングが届きましたので、蝶番にリングをかませてドアを約2㎜上げ、その後ドア枠を塗装。

リングのおかげでドア底面との擦れも解消していい感じです。そしてドア底面もある程度錆を落として、近い色の化粧シートを張り付けました。

これで錆が落ちてくることもなくなり、綺麗な塗装が保たれるはずです。

本当はドア交換してしまえば、この先しばらくは清掃だけできれいに保てるでしょうし、業者の側からしてもその方が断然利益率が高いので、そうするのが一番良いのでしょう。しかし、交換となると家賃何か月分もの出費になってしまいますので、その予算がどうしても捻出できない、が、そのままでは入居者が寄り付かない、そんな時には補修でなんとか乗り切るという選択肢も必要ですね。